FUXION EVOLVE 2023

事業化伴⾛プログラム

アイワ工芸

  • 終了後
  • 24.01.30
  • soon

必要なフレームワークを見定め、熟考を重ねる先。

フュージョンメソッド

伴走支援プログラムは、参加企業各社、個別の状況がある中で、販路を拡大するという目標に向かって進めていくものです。
8月の後半から数か月の間は、会社の現状を伴走者が把握しながら、3月末までの目標設定と、そのためのロードマップを一緒に検討します。また、その実現に必要な要素の洗出しと最適な専門家探しを行いました。
-事業の推進状況の把握
-3月末までの目標設定
-ロードマップの策定
-必要な専門家のアサイン

参加者所感

参加の動機はどの様なものでしたか?

昔は問合せがあると自分で営業にいって、これまでに3,000軒くらい訪問して、状況を確認して提案を行っていたが、もうやれていない。FUXIONに参加する中で、年商5,000万円くらいの経営者をターゲットにして、経営者のゴールを共有して看板づくりに繋げるというところに気づきました。しかし、最終的に作った超看板屋のビジネスモデルは、発表用に無理やり生み出した、みたいなところがありました。つまり、FUXIONの中で検討していた内容を2週間という短い期間でくみ上げるような形になっていた。発表用の資料だったので、その後、なかなか一歩を踏み出せずにいました。そういう状況だったので、EVOLVEへの参加は無理だろうなと思いながらエントリーさせていただいて、なんとかいれていただいたと思っています。
今は、アイワ工芸の第2創業期が始まったという感覚がある。市場のニーズがここにあるということは、色んな勉強会に参加して分かっているし、プロダクトアウトではなく、マーケットインの方向に行く必要があるのは分かっていたが、イメージしかなくて動けていなかったので、この機会をしっかり活用させていただきたいと思っています。

 

参加してみていかがですか?

今年のFUXIONでは、これまで全く知らなかったフレームワークの使い方を神谷さんから教えてもらえたことが大きいです。僕は難しく考えてしまい、去年はバリュープロポジションをこねくり回そうとしていたが、神谷さんはシンプルにポジションマッピングと3C分析を中心に考えている。弊社のポジショニングマップを整理すると、内装屋ビジネスと近しいと分析している。ある経営者が、新店舗をOPENして5年くらい経ち、顧客ニーズが変わってくるタイミングで次の5年間のもう一山を作りにいく時に、使ってもらえるようなサービスをイメージしています。内装まで変える予算はないけど、看板と外装を変えることでニーズに応えるところをやっていく。これまでは看板は内装屋さんに丸投げするのが業界的に普通だったが、今後は看板を看板屋に頼むというのも普通にしていきたい。しかし、弊社としては、競合すると、体力を奪われるので自らこの領域を取りに行くようなことはしないつもり。会社の経営が下向けになってきているが、何をしたらいいか分からない経営者に経営力を改善するというアプローチする。3月の目標は、モニターで数社からお金をもらおうとしている。
これまでにも、美容機器の輸入販売していた会社が、12年ほど前にエステサロンを開業したお客さんがいる。その方自身が、エステ用の機械を売っていたので成長が鈍化していき、事業撤退を決めるタイミングは分かっていたんですね。ここが、次にスポーツジムを展開しはじめて、10店舗弱まで育ってきた。創業当初からお手伝いしており、格闘技をやっていた経験を活かしてアドバイスをしていた。こういった経験が、経営者向けの超看板屋事業の礎となっていると感じています。

 

その他、FUXIONについて感じることはありますか?

プログラムのボリュームとしてお腹いっぱい感はまだありません。フレームワークに落とし込んだインタビューや、インタビューの動画を見てもらって都度アドバイスを受けているので、良いタイミングを図りながら伴走してもらっていると思っている。いい意味で、お尻を叩いてもらいながら進められています。このプログラムに参加するためには、強い商品を持ってないといけない前提だと思っていて、これは看板も同じ。強い商品がないとリピートしない。商品はあるけど、打ち出し方が分かっていない、マーケティングが分かっていないという事業者に対して、売れ「続ける」仕組みを支援できるといいだろう。
デザイン経営の概念は、商工会議所主催のセミナーに参加していたが、結局なんだというのはまだ分かっていないかもしれません。お客さんのところへいって、とことん突き詰めるという態度(デザイン態度)は、腹落ちして実践できている。FUXION参加して一番目線が変わったのが、ここかもしれません。